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受験数学理系FGHは、高2冬季講習から開講する受験生向けの講座である。 *授業 [#s4a21841] **高2 冬期講習 [#wfe0ea0b] -使用するテキストは「大学入試基本演習0」。 -いわゆる「数列」と「確率」の分野の基本的な考え方について扱う。 **高2 3学期 [#rbf714af] -使用するテキストは「大学入試基本演習I」。 -最初の5週で、いわゆる「2変数関数の値域」、「軌跡」、「通過領域」の分野のそれなりに応用的な考え方(順像法、逆像法、写像など)を扱う。 -最初の5週で、いわゆる「2変数関数の値域」、「軌跡」、「通過領域」の分野のそれなりに応用的な考え方(順像法(じゅんじゅんに)、逆像法(さかのぼって)、写像など)を扱う。 -残りの2週では、整数(素数、合同式)の基本的な考え方を扱う。 **高3 春期講習 [#ec7b692a] -使用するテキストは「大学入試基本演習II」。(授業は連続5日間) -テキスト構成: --§1 ベクトル(I) --§2 ベクトル(II) --§3 複素数の積と回転 --§4 複素数平面における図形 --§5 総合問題 --§6 Appendix 関数の極限 -いわゆる「ベクトル」と「複素数平面」の分野の基本的な考え方について扱う。 -先に挙げたテキスト「大学入試基本演習0」「大学入試基本演習I」「大学入試基本演習II」を合わせてこれら3冊を青本と呼ぶことがある。 -木村浩二先生の「線形代数入門/続論」,「実数論入門」といった大学範囲に踏み込むお楽しみの講座はいわゆる受験期が始まる前に受けられる最後のチャンスと思われる(夏休みにはなかなか余裕がない).気になる分野があったら受けてみるのもおすすめ. **高3 1学期 [#b758101a] -使用するテキストは「大学入試基本演習III」(いわゆるクリーム本)。 -テキストは数IAIIB分野(§1~12)と数III分野(§13~24)に分かれていて、1週間にそれぞれ1セクションずつ進めていく。 -数IAIIB分野は1セクション4題(§10, 12のみ3題)、数III分野は1セクション2題。 -岡本雄一先生曰く、「クリーム本は日本一出来のいいテキスト」。夏期講習にもつながるので、復習を徹底的に行おう。 -テキスト構成は --数IAIIB分野 ---§1 整数 ---§2 整式・多項式 ---§3 パラメータの処理 ---§4 図形と式・2次曲線 ---§5 多変数関数 ---§6 三角関数 ---§7 数列 ---§8 場合の数・確率 ---§9 確率と漸化式 ---§10 方程式・不等式 ---§11 論証I ---§12 論証II --数III分野 ---§13 微分I ---§14 微分II ---§15 微分III ---§16 微分IV ---§17 積分(数式)I ---§18 積分(数式)II ---§19 積分(数式)III ---§20 積分(数式)IV ---§21 積分(図形)I ---§22 積分(図形)II ---§23 極限 ---§24 複素数・複素数平面 クラスによって微妙に章立てが異なることがある。 また、Fクラスの問題は、HクラスやGクラスの問題と比べてやや簡単である。 **高3 夏期講習 [#y7ac91a8] -夏期講習では,クリーム本で学んだ基礎的な(?)内容を踏まえ,よりいわゆる受験の問題に近い,総合的な問題に取り組む. -2学期からはテストゼミが始まるので実質これが最後の予習解説型の授業. -GHクラスは前半には「東大図形数学」,後半には「東大解析数学」という講座が開講される.名前に東大とついているが,どの大学を受ける人にも通じる話なので気にしなくて良い. -問題のソースは1990年より前の東大・京大など古いものが多い. -東大図形数学では,座標平面・空間,ベクトル,複素数平面,立体図形の求積などいわゆる図形問題を扱う. -東大解析数学では,微積分(数式),多項式,(確率/積分)漸化式と極限,確率,整数などの問題を扱う. -どちらも5日間の講座で,各セクションごとにおおざっぱなテーマが見られる. -他にも,「理系数学上級演習」(理系で意欲的な人向けの講座)や「統計講義」(統計分野について扱う),「東大理系/文系数学」(昭夫氏が作った東大型の問題を本番と同じ時間で解く)などの講座も開設されている. **高3 2学期 [#yd5af0d1] -2学期は,100分で4題のテスト演習を5時過ぎから行い,その後その問題の解説,といった流れでテストゼミを行う. -夏休みまでのように予習は必要ないので,それまでの分野の復習や他教科の勉強などに充てられる時間が増える. -基本的には授業中に提出だが,万が一学校の予定などで参加できない場合は,1週間前の月曜日から問題と解答用紙が講師室でもらえるので,前の週にもらって次の週の授業までに自分で時間を測って解き,授業の日まで(他の曜日など)に提出するとよい.(先生も人間です.とっても丁寧に採点してくださるので,授業の1週間後とかに出すと死にます!絶対に休む授業の時までに出しましょう!) -夏休みまでのように問題のアプローチについてではなく,もちろんその話もするがどちらかというとテストとしてどう戦うか,という方向の授業に変わる. -GとHの問題は大体同じらしい.毎回1問くらい入れ替わっている. *担当講師 [#b77d1778] -同講座の担当講師ならびにその特徴を以下に記載。 >''青木亮二'' >担当クラス(曜日):H(水)、G(火) (2024年度) -圧倒的な人気を誇っている。 --具体的には、Hクラス(最上位クラス)の全生徒中、半分以上が青木クラスの生徒である。また、Gクラス(中位クラス)は岡本雄一先生と人気を二分している。 --大体、最大教室であるT21教室で授業が行われる。 -クリーム本の授業では、格言を駆使して“青木ワールド”全開の授業を行う。 --「書いて書いて」での復習を推奨している。 -数学が得意あるいは好きな人におすすめの講師である。 -テストゼミの採点が厳しいことで有名。 -テストゼミでは「完をすること」にこだわる.授業も少し毒舌であるが,仰っていることは無茶ではなく確かに正しいことので,ネガティブになるよりは反省し自分にとっての刺激にすると良い. -テストゼミでは,木村浩二先生による活字の解答のほかに,師が生徒と同時に前で%%40分くらいで%%解いた時の手書き解答をコピーして配ってくれる.%%字がかわいい%% -テストゼミの解説は,ここまで行けば解けるでしょ(あとは多項式を微分して増減を調べるだけ,あとは単純な積分をするだけ,など特に解説ポイントのないもの),というところまでで終わることもある.もちろん解答のポイントとなる重要なところはしっかり解説してくれるのでご安心を. < >''木村浩二'' >担当クラス(曜日):H(火) (2024年度) -こちらも数学好きにはおすすめだが、合う合わないが激しい先生でもあるので注意。 -[方針]と称して発想法や解法の選択について講義し、その後[解答]を板書していく。先生曰く「魂のこもっていない」解答は[略解]として書く。 --提示される解答は非常に鮮やか。 -本コースのテキスト編集者でもある。 -テストゼミでは、満点の答案には good と書いてもらえる。 --ごく稀ではあるが、素晴らしい答案には代わりにgreat と書いてもらえるらしい。 --good の文字は解答の良さに比例して文字のサイズが変わる。%%小さい時は本当に小さい。%% -テストゼミでは、解説前に問題の完答難易度(易 やや易 標準 やや難 難)を黒板に書く。 < >''大澤裕一'' >担当クラス(曜日):H(月) (2024年度) -少人数であることが多く、その分面倒見がよい。 -毎回、授業を補う詳細な補足プリントが配られる。 --プリントの内容は、(a)学習アドバイス、事務連絡 (b)授業で扱った問題の別解 (c)授業で扱わなかった問題の解答・解説 (d)数学の話題、追加問題 (e)どうでもいい雑談など。 < >''北園泰斗'' >担当クラス(曜日):H(土昼) (2024年度) < >''岡本雄一'' >担当クラス(曜日):G(月) (2024年度) -大人気クラスで、大体50人以上いる。 -問題の初めに「考えること」として、問題を見たときの頭の使い方や思考のプロセスを講義する。 --この「考えること」が分かりやすいと評判。 --解答の中でも、解答用紙には書かないが頭の中で考える“独り言”を()で囲んで板書することがある。 -授業では綺麗な解法よりも、「自然で汎用性の高い解法」を優先して提示する。応用的な解法は授業後に配るプリントに書かれている。 -質問対応が良い。どんな基本的な内容でもしっかり教えてくださる。 -たまに前方の生徒を当てることがある。目を合わせなければ当たることはない。 --また、的外れな解答をしてしまったとしても決して批判したりせず、優しくフォローしてくださるか、「そういう方法もあるよね」と肯定してくださるので、心配は無用。 -テストゼミでは、生徒と同じ時間でテスト問題を解く(が、大体60分くらいで解き終わっている)。 --とある図形の問題で、意地になって模範解答と違う解き方をひねり出したことも。解説は模範解答の解き方で板書していた%%が、異常に板書ミスが多かった%%。 ---「次回からはもうこんなことしません…」 -30分以上延長することも。その時必ずと言っていいほど「来週はしない」と仰るが、約束が守られたことは殆どない。 <