青木亮二
Sat, 22 Mar 2025 15:46:17 JST (3d)
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青木亮二(あおき りょうじ)は、科学的教育グループSEG数学科講師。駿台予備学校にも出講。
経歴 
- 4月18日生まれ。
- 甲陽学院高等学校卒業。
- 東京大学医学部医学科中退。
- 科学的教育グループSEG数学科講師。
- 元東大進学塾エミール数学科講師。
- 元河合塾数学科(SEG提携コース)講師。(~2021)
- 駿台予備学校数学科講師。(2022~)
授業 
- 問題設定を観察し、自然な発想で解くことを目指して授業を行う。
- 数学科ではなく医学科出身であるためか、受験数学と高級数学の線引きがハッキリできており、基本的には高校数学の範囲内での解説に終始する。稀に参考として説明のために大学範囲の考え方を紹介することもあるが、その際は丁寧にその旨を断った上で紹介する。
- 特にパラメタの設定の仕方や対等性(対称性)の利用についてはこだわって解説する。
- 本解として対等性を保った回答を示した後に補足として対等性を崩して解く方法も示すなど、対等性絡みの考え方は複数のパターンを提示することが多い。
- 結果の妥当性についても拘って解説することがある。
- 標準的な授業とは異なる独特なスタイルで、絶対に受け身の授業にならない。生徒に授業中にも頭を使わせる授業である。後述するような要素から、飽きることもない。
- 「おいしい」「易い」「厳しい」「激しい」など、感覚的な表現を多用し、解く際にどう考えてどの方法を選ぶのかを教わることができる。
- この「心の中の声」も言語化して板書するため、復習によって数学に対しての考え方そのものを習得することができる。
- 初学者だと勢いに圧倒されてついていけない恐れがある。中級者以上の受講がおすすめ。
- 「おいしい」「易い」「厳しい」「激しい」など、感覚的な表現を多用し、解く際にどう考えてどの方法を選ぶのかを教わることができる。
- 板書は黒板を4分割して行う。スピードは遅くはないが、インターバルも長く、無理なく書ける程度である。
- ただし、問題文や図など消さずに残しておく部分があるため、想定していない部分が消されてしまうことがある。下記の「寸劇」に没頭して書き漏らすことのないように気をつけよう。
- 日本語の部分に関しては、単語の区切りなどは無視して改行するため、読む時に少し不自然に感じることがある。
- 数学講師としては珍しく(?)、limやlogなどの記号も含め、小文字のpとq以外はブロック体で書く。
- チョークはほぼ全て白を使うが、たまに赤を、稀に青を使うこともある。
- 答案に書くべき部分以外は赤の[]で括る。
- 実はチョークの消費量がかなり多い。
- とても面白い「寸劇」を交えながら、ノリのいい関西弁(すこし早口)で授業を行う。
- 「寸劇」では、問題設定や解く際の考え方を他のものに例えるなど、身ぶり手振りを駆使した芸を見ることができる。
- この「寸劇」が師の授業の醍醐味であり、これがとても印象に残る。
- 前の方の列の人は、「寸劇」の役者としてかなりの頻度で指される。
- 他にも「パ行」のみで言った用語や文章を当てさせたり、子音のみを黒板に書いて内容を当てさせることなどもある。慣れてくると分かるようになるかもしれない。
- 問題の正答者にはハーゲンダッツをプレゼントするなどと仰るが、渡さない抜け道を何個も用意している。
- また、「格言」も駆使する。
- 「1次式は“はじかしい”」「ごみ袋の原理」「漢方胃腸薬の原理」「ちかんの原理(平仮名が正しい表記)」「バーはバーラバラ」「グキックス」「分数式は富士の山」
- 「順像法」「逆像法」を意図的に「順々に」「さかのぼって」と言う。
- 受験クラス(青本・クリーム本)では、たびたび「書く(板書を写経する)」ことを力説される。
- テストゼミでは、テストが始まったら生徒と一緒に問題を解く(大体1時間弱で解き終わる)。その解答用紙を授業の最後に「手書き解答by青木」として生徒に配る。右上には簡単な講評が書かれる。
字は汚くて、読めない文字も時々ある。 - 直前講習の最終日には、海陽学園で特別講師を務めてた際のエピソードが聞ける。
担当授業(2023年度) 
- 受験数学理系H
- 受験数学理系G
- 高2数学G(理系、Ⅴ期は受験数学理系H)
- 高2数学F(理系、Ⅴ期は受験数学理系G)
- 高1数学E
※青木先生は、過去5年以上一度も担当クラスが変わっていません。
人物 
- 40代前半で既婚。最近長女が生まれた。
- 公式愛称はリョッピー。
- 雑誌「大学への数学」の執筆者。算数オリンピックの作問も務めている。
- 主に上位層からの人気は圧倒的である。
- SEGで2番目に大きいH51教室を占領していて、彼のクラスの多くはここ。最大のT21もたまに使う。
- 面白い授業と印象に残りやすい解説は、「心に広がる数学の世界を!(SEGのキャッチコピー)」見せてくれる。
- 現東進の青木純二先生がSEGを辞めた際に、「同じ青木だから」という理由で師のクラスに多くの生徒が流れ、それ以来上位層では独占的な人気を誇っている。
- 当時の名残で、今も講師表には「青木亮」と記載されている。
- ただし、あまりにも授業スタイルが独特なためか、担当クラスが完全に固定されている上、特別講習の担当も少なめ。
- テキスト作成等に携わることも少ない。ただ、高1用テキストの多くは青木先生が編集されている。
- 陽気な人柄で、生徒一人一人の質問や相談にも気軽に答えてくれる。
- 良くも悪くも、遠慮なく発言する。
- 答案の添削は非常に厳しく、キツい言葉を言われることも多い。
- 添削の厳しさ故、高3後期のテストゼミでは青木先生のクラスだけ平均点が異常に低い。これ以上厳しい採点はなかなかないので、めげずに頑張ろう。(指摘してくれるのはありがたいことです)
- 木村浩二先生を頻繁にイジる。
- 共通テスト社会の選択科目について、地理を選んだ生徒に対して倫理政経に変更するよう促すことがある。
- 授業後にマシュマロをあげると喜ぶ。
- 飲み会で先輩に「青木君は塾講師にだけはなるな」と言われたことがあるらしい。
高1の冬期指定講習「高1積分入門」の最後には、糊を使ったギャグを聞くことができる。- また、高1積分入門では△Xmaxとクリスマス(Xmas)をかけて赤いセーターを着てくることが多い。
- 受験生時代、後期日程は数学だけで合格点が取れる自信があったという理由で、前期日程の出願科類をサイコロで決めたらしい(結局前期日程に合格)。一方で後期日程の問題を解いてみたところ、1問解けず、もし受験していたら落ちていた可能性があるというオチがある。
著作 
- 大学への数学 入試のツボを押さえる重点学習 数学1A2B
東京出版
- この本について、師は「10月以降にだらだらと読むことを想定している」と仰っている。
Amazonの著者フォローではなぜか「青木憲二」となっている。※すでに訂正済み
- 大学への数学 入試のツボを押さえる重点学習 数学1A2BC(ベクトル)増補版
- 上記の本の増補版となっている。