講師 のバックアップ(No.12)


概説 Edit

  • 理数系を売りにしているだけあって、数学科、物理科、化学科の講師のラインナップは豊富である。
    • 癖が強い先生が多いので、事前に評判を確認しておくとよい。

数学科概説 Edit

  • 数学科は、他予備校への流出が多いにもかかわらず、SEGの最大の強みと言ってよいほど講師の質が高い。
    • 公式ホームページに「基礎の徹底理解」「実験・発見・証明」にこだわると書いてあるように、数学の本質を重視し理解させようとする講師が殆どである。逆に、大量の問題演習や公式の暗記などといった姿勢には否定的な講師が多い。
  • SEG数学科には素晴らしい講師が揃っているが、その中でも特に青木亮二先生、大澤裕一先生、岡本雄一先生、木村浩二先生などが有名。
    • 上位層に絶大な人気を誇るのは青木亮二先生。派手なパフォーマンスや印象的な教え方で、最大教室のT21教室かH51教室を常に占領している。ほかにも、木村浩二先生や北園泰斗先生は数学が得意な生徒からの評価が高い。
      • ただし青木先生や木村先生は癖が強く、普段受けていない生徒が受講するには注意が必要。
    • 基礎の解説に定評があるのは、文系数学を担当する大澤裕一先生と岡本雄一先生の二人。
      • 大澤先生は上位クラスでも基礎から懇切丁寧に指導してくれるので、中位層のみならず成績上位の生徒からも人気がある。
      • 岡本先生はどの単元でもシンプルに分かりやすく解説する。長年Gクラスを担当しているが、Hクラスを蹴って先生の授業を受講する生徒も多い。
      • 校外生が初めて受講するなら、この二人のどちらかが無難だと思われる。
    • 金子裕先生や伴克馬先生、光田義先生は基本的な内容から段階を踏んで解説するので、主に数学が苦手な生徒から高い評価を得ている。
  • 上記の講師以外でも、それぞれが個性的で、面白い授業を展開される。いわゆる「ハズレ」の講師はSEGにはほぼ存在しない。

物理科概説 Edit

  • 物理科は、Zコース(高1スタート)・FGHコース(高2スタート)・速修コース(高3スタート)の三つのコースがあり、それぞれ担当する講師が異なる。
  • Zコースを担当する有川誠之先生は、数学的側面を先行せず歴史的背景を重要視した授業を行う。そのためカリキュラムは教科書順ではなく、歴史上で法則が発見された順となっている。
    • 趣味的側面が強いが、十分大学入試にも通用する内容である。
  • FGHコースは多数の先生が担当している。代表的な講師の特徴を以下に示す。
    • 吉田弘幸先生や椿信也先生は、微分積分を多用し時に大学範囲まで深く突っ込んだ授業を行う。特にHクラスを担当する吉田先生の授業は数学が多く登場するので、数学が得意な生徒でないとついていくのは厳しい。
      • 受験には必要ないと思われる内容も登場するが、その分上位層からの満足度は高い。
    • 対して伊藤雅彦先生は、物理の原イメージを重視した授業を行う。微分積分は必要に応じて使う。
  • 速修コースのカリキュラムを作成しているのは佐々木史直先生である。佐々木先生は「時間内に問題を解く」ことを強く意識しており、公式を丸暗記したり必要以上に数学を用いたりすることに批判的である。
    • 速修コースを担当していることもあり、問題の着眼点や解法に焦点を当てた授業を展開する。大学も見据えて高度な講義をするタイプではない。

化学科概説 Edit

  • 化学科は、一昔前は麓佳文先生が最上位層を指導していたが、今は第一線を退いてカリキュラム・テキスト・クラス分け試験作成に注力しておられる。
  • 現在は、主任の阿部太朗先生と吉久寛先生が人気を二分している。
    • 阿部先生はFGHコース(高2スタート)で最上位のHクラスを担当している。授業内で語られる予備知識が非常に多く、トータルで膨大な情報量となる。そのため、板書スピードが尋常でないほど速い。
      • 非常に早口なので、リスニング能力があることが受講の前提となる。
    • 吉久先生はYZコース(高1スタート)と速修コース(高3スタート)を担当している。いずれのコースでも化学の面白さを重視し、雑談と絡めて講義を行う。
      • とにかく楽しいと評判で、理論・物性ともに評価は高い。
    • 阿部先生は板書に情報を書き込んでいくスタイルで、大学の範囲にも深く突っ込む。一方吉久先生は基本的に話口調で、あくまで高校範囲を理解するために範囲外の内容も扱うというスタイルである。
      • 有機化学に関しては、二人とも本格的な電子論を用いて授業を行う。
  • 近年、中〜上位層を幅広く中山佳尚先生が受け持ち、人気講師の仲間入りを果たした。
  • 図解を中心とした現象解説に定評がある。基本事項の解説と高度な学問的解説を両立する。化学科屈指の情報量であり、アカデミックである。
  • 高校化学の事項が図とともに丁寧に解説された配布資料がとにかく使いやすい。
  • プリントと板書をバランスよく併用しており、復習がしやすく生徒への負担も少なめである。
  • どの分野でも、とにかく「図を描くこと」の重要性を強調される。師の図を用いた講義や問題解説は非常にエレガントである。
  • 高2の段階から宿題として基本事項や思考力を確認する演習も扱う。SEG化学科の中でも、最も演習を重要視する講師である。
  • 師の講義は受講生のレベルを問わず評価が高い。
  • 下位クラスは、主に川原龍人先生が受け持っている。
    • 理論化学の映像授業の担当も川原先生。
 

生物科概説 Edit

  • 近年のSEGではレギュラー授業として生物が開講されていない。
  • 講習会では総合演習講座の位置付けで、中山佳尚師による講座が開講されている。受験生物らしさと高度でアカデミックな雰囲気を両立する、傑出した講義を展開する。
    • 基本事項の解説から実験考察問題のアプローチ、データの解釈、答案作成までを網羅的に扱う。
    • 図解を中心として進められる基本事項の解説は非常に明快である。生物の授業というイメージが払拭される。
    • 実験考察問題の解説が美しい。実験する人の視点で語られ、まるで受講生自身も研究に参加しているかのような体験となる。
    • 本文の実験手法や結果について丁寧に読み取ったことを設問では丁寧に論述するだけだとおっしゃり、自然な流れで答案を作成する。その際記述のポイントや選択肢の取捨選択についても補足される。
    • 問題文では明かされていない題材テーマや、実験の手法についてかなり専門的で高度な内容も厭わず触れる。受験勉強をしながら最先端の生物学を教わることができる、学びの多い講義である。
    • 講習ではテキストの作成が師に一任されているようである。講義問題・補充問題ともに質が高く秀逸である。
 

英語科概説 Edit

  • 英語科は、他の予備校とは一線を画した「多読」をベースとした授業である。多読は基本的に担当講師による個別指導なので、先生による差は大きいと言える。
  • 多読パートの、各学年の最上位(中1C、中2D、中3E、高1F)クラスと高2・高3クラスのほとんどは常勤の講師が、それ以外のクラスではOB・OG大学生の講師が入ることが多い。
  • 英語は、理系科目ほど先生が固定されておらず(持ち上がりが基本であるため)年度によって先生はかなり異なるが、高2・高3を多く持っているのは古川昭夫先生、町田祥子先生、菅原恵子先生などである。基本的にはどこかの曜日で中1から持ち上がりで指導され、高2・高3になって別の曜日にも入られている。
  • 精読を担当するのは松木先生・小原先生・渡辺先生・木村先生・岩瀬先生・日永田先生。

講師Edit

数学科 Edit

赤字の講師は2024年度、高校数学の担当がない。

ア行 Edit

青木亮二有川誠之、井上麻愉子、入江翔一、内山啓示(通常授業の担当はなし)、大賀正幸大澤裕一大畑智子岡本雄一

カ行 Edit

金子裕、北園泰斗木村浩二、栗原慎一、小林純

サ行 Edit

佐藤達也、佐藤太郎

タ行 Edit

高野知明、千葉浩一、寺澤雄貴

ナ行 Edit

中川航希、中山湧水

ハ行 Edit

伴克馬、古川昭夫

マ行 Edit

増田順弘光田義、迎健吾

ヤ行 Edit

安川英治吉田弘幸

 

物理科 Edit

有川誠之、伊藤雅彦、佐々木史直、椿信也、野村芳弘、麓佳文、山本蒼一郎、吉田弘幸

 

化学科 Edit

阿部太朗川原龍人樋口勝也荷月秀明麓佳文中山佳尚吉久寛

 

英語科(多読) Edit

古川昭夫、町田祥子、里岡純子、今井理恵、菅原恵子、景山由孝、村田晴子、松野千絵、安室里南、

英語科(精読) Edit

松木尚一、小原弘行、日永田伸一郎、木村哲也、渡辺卓幹、岩瀬達

 

英語科(OC) Edit

Mark Koopman、James Comben、David Mckenna、Tetiana Petrova、Andre Edwards、Benjamin Dornbusch、